001話：ど～れにしようかな？！

 　２０１８年(平成３０年)のある日。仕事を退いた後、『大型バイクに乗ろう！』と考えていたことを思い出した。家の建て直し後のＤＩＹ等でどたばたしているうちに忘れ去られていたのである。そして、ひととおりのＤＩＹが終了したのをきっかけに、再び脳裏をよぎることとなった。

【カワサキ Ｗ８００　2013年 中古】

　退職前から考えていたのは、カワサキの『Ｗ８００』である。
　バーチカルツインのＷ８００はおおいなる魅力がある。かつて所有こそできなかったがＷ１のイメージそのままである。友人が所有していたＷ１を拝借して九州ツアーをした思い出がある。その流れであるＷ８００が存在することに引かれた。また、かつて所有していたＴＸ６５０の乗り味も忘れ難く、同系列のバーチカルツインでもあり、第一候補としていた。
　基本ラインは、中古車で費用を抑えるところにあったが、ネットで調べる限り、中古車といえどもなかなか低価格のものがない。そこで、新車でもいいかと考えなおし、予算は１００万(もともとは５０万)として考えなおしてみた。ところが、2018.11現在生産中止となっていた。

【ヤマハ ＸＳＲ９００　2018年 新車】

　そこで、次に目にとまったのは、ヤマハ『ＸＳＲ９００』である。最新機能を詰め込んだ３気筒エンジンが魅力であった。もともとはＭＴ－９が基本であるが、ＴＺの流れを取り込んだデザインにし、クラシカルな雰囲気を醸し出しているバイクである。タンクからシートにかけての流れるようなラインは私のイメージにピッタリである。また、かつて他社が４気筒７５０を作り出していた時代に、３気筒のＧＸ７５０を送り出した時の印象を彷彿とさせるマシンであった。ただし、ハイオクガソリン仕様であった。
 
【ヤマハ ＢＯＬＴ 2018年 新車】

　同時に、『ＢＯＬＴ』にも惹かれるものがあった。Ｖ型２気筒。ベルトドライブ。そして、ヘッドライトからタンクシートにかけての流れるような曲線美。これだ！という印象を与えてくれた。Ｖ型２気筒の排気音を響かせながらゆったりと走る。そんなイメージが頭の中をよぎった。新車販売価格を調べてみると１００万以内で入手可能であった。よし、このマシンでいこう。ＸＳＲ９００のパワーは必要ないし、ＢＯＬＴの方が足つき性もいいようだし。決まりだ。でも、どこに行けば実車に会えるんだ？

※ここで、ホンダのアフリカツインにも食指を延ばした。たまたま中古車屋で目にとまったアフリカツインに跨がせてもらった。だめだ、私の足ではつま先立ちだ。乗れないことはないが、車体の大きさ、重量を考えると論外だ。と結論付けた。

【ＢＭＷ Ｒ８０】

　しかし、昔から大型バイクは中古で購入、というジンクスめいたもの(バイクを新車で購入したのはＴＬＲ２００とＴＯＤＡＹのみ)とシャフトドライブ(ＸＪ７５０、ＶＭＡＸ)への憧れのようなものが出てきた。そこで思いついたのが、ＢＭＷである。昔はこんな形(いわゆるボクサーエンジンタイプ)のバイクには乗れない(高価格だし)。と思っていたが新車に出す金があれば中古で入手可能かもしれない。そして、ゆったりと旅をするにはもってこいかも、と思いだした。最新のバイクにはない気品を感じ、あれこれと検索し、調べた。
 
【ＢＭＷ Ｒ１００】

どうせなら排気量の大きい方がいいかなとＲ１００も候補にした。しかし、ネットで調べる範囲では、結構高価格であった。手が出せないなあ('_')
　うわー、フルカウル付きのＲ１００ＲＳが１３０万！すご～い。完全にお手上げだ。しかし、まあ、検索して調べれば調べるほど、多くの人が悪戦苦闘しながら、いや楽しみながらＲ系をかわいがっている様子がよくわかった。

と、毎夜毎夜、眠れぬ夜を過ごしていた(本当は、毎夜爆睡してました(^^♪)。

追記）＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　バイク歴を見てもらえばわかる通り、ＹＡＭＡＨＡのバイクが気に入っています。性能というよりは、そのスタイリングが気に入ってます。流れるようなラインとコンパクト性がいい(ただ、最近のＭＴ系は激しすぎてついていけないなあ)。特に所有していたＸＪ７５０Ｅ(シルバーに空色と白色のライン)は素晴らしかった。中古購入した時からちょっとくたびれた感じはあったが、それでも、７５０ccのパワーとひらり感を堪能するには充分であった。私の思い出としては、低速走行時に、ちょっと加速してアクセルを緩め、エンジンブレーキが軽くかかった時の排気音というか走行音がとても好きだった。で、このＸＪ７５０Ｅの写真を見ていて、エンジン形状はおいとくとして、タンクのライン、シート形状、マフラー形状、シャフトドライブであること、などなど。どことなくＢＭＷのＲシリーズに似ているような気がします(少なくとも私の頭の中では…)。