StepSRXの思考・試行・嗜好と挑戦

BMW R100RSとその他モロモロ、わたしの体験談の予定(^^♪

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035話:ウインカーのLED化 1

 よく使うウインカーが電球のままというのは、消費電力の削減から考えると、あまりよくない。交差点で、右折なり左折なりをするときは、当然エンジンの回転は落ち、発電量も減少する。また、信号待ちでのウインカー点灯は致命的である。なにせ、エンジンはアイドリング状態であるから、R100RS君は、オルタネータの励起のための電力だけでも赤字である。さらに、ブレーキランプ、ニュートラルランプの電力消費もある。おっと、我がRS君は追加電装品であるナビ、ドラレコの消費電力も加わる。そこに、ウインカーである。
 当然、結論として、削れるのはウインカーの消費電力である。電球からLED化することでだいぶ削れる。やらなければ、損だ!という強迫観念から取り組むことにした。

2019-0204ウィンカー配線についての考察
 ウインカーの配線を考えるのは初めてだ。当初、ハンドルにあるウインカーSWで、ウインカーリレーを制御して、左右の点滅をおこなっていると思っていた。これは間違いであった。知識不足というか経験不足を嘆くのみである。
 回路図を眺めて、ウインカーの配線をたどると、ウインカーリレーは、電流が通じると単純にON-OFFを繰り返すだけのもので、ウィンカーSWで、左右どちらのウインカー球を点滅させるかという回路選択をさせているというものであった。その回路は、

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《ウインカーの配線》

となっている。さらによくみると、スイッチの切り替え、つまり、左折右折の切り替えでインジケータ球(ニュートラルランプ)内を電流が逆方向に流れるようになっていた。では、インジケータ球を通った電流はどうなるのか。これまた、なんと点いていない方のウインカー球を通ってアースとなっている。ようするにインジケータ球を光らせる電流値は小さいので、ウインカー球を光らせないということから電路の共有化が図られている。では、LED化するには…。
 +、-の極性があり、少ない電流でも点灯するLEDを使うとなると、
1)ウインカーリレーをLED対応品と交換する
※Webで調べると、そのままだと高速点滅するらしい。つまり、古いウィンカーリレーは、流れる電流量によってウインカーの点滅速度を変えているような気がする。
2)インジケータ球に流れる電流の一方通行化するための配線を変更する
※インジケータ球を流れた電流は、反対側の球を経由する。このとき、LEDの極性(+-)が一致することになるので、反対側の球を点灯させることになる。
3)4球とも点滅するハザード機能はどうなっているのか解析する
※手持ちの車載マニュアルには、ハザードSWを含めた回路図が載っていなかったので、実車検分してその配線を見つけ出さないといけない。

となると、どうしたらよいのだろうか。

 電路を完全に独立化する。リレー、電球を対応品に変更する。として…。

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《ウインカーの配線2》

となるか(ハザードSWも追加して)。上の回路では、ハザードスイッチがどのようになっていたらハザード点滅が可能となるかを考えて配線してみた。では、実際のところ、現在ついているハザードスイッチはどのような構成となっているのだろうか。確認が必要だ。

 

 ちょっと確認したら線が6本も入っていた。おまけに、インジケータ球も入っていた。とすれば、上の回路の4本にインジケータ球用の2本で6本か。
 
 一応、通常電球も使用可とするためには、20W×4個=80W → 90Wとして、90W÷12V=7.5Aとなるから、電路上の最大電流を10Aと見積もる。
 ウインカーリレーは、150W対応とか20A対応が多いのでOK。
 ダイオードは、12V10A対応品を用意する。
 追加配線は1.25sq(140W,11A以下。ウインカーリレー点滅端子とハザードSW及びSWからダイオード分岐ラインまでは必ず)。

 ノーマルウインカーリレーへの給電ラインが、1sqであった。おまけにこのラインの分岐延長線上には、パッシングライトとブレーキランプがあることがわかった。
 

 何やかやと考えて、次のような回路を考案してみた。

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《ウインカーの配線3》

 装着してあるハザードスイッチを使わず別のスイッチとして、ウィンカー利用時の電流制御としてダイオードを入れてみた。
 では、必要な部材を考えてみよう。
【必要な部材】
・LED対応ウインカーリレー(3極、150W or 20A対応)×1
ダイオード(12V10A対応)×4
・ウインカー球:LEDバルブ(S25、21W相当5W、橙色)×4
・インジケータ球:LEDバルブ(T5)×1 ← 無くても可
・1.25sqライン(黒・赤)
・0.75sqライン(黒)
パイロットランプ付きスイッチ(10A対応)×1
 ニュートラのインジケータ球は、消費電力がもともと少ないし、LED球と交換する手間を考えると電球のまま、つまり現状維持がベストかもしれない。


【おまけ】現有のハザードスイッチの背面に接続されている配線の色

 ほこり等が付着していて確認しにくかったが、概ね下図のような感じであった。

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  《ハザードSWの背面に接続された配線の色》

 

 ということで、次の工程としては、実車での検分となんでもBOXにない部品の調達となる。