StepSRXの思考・試行・嗜好と挑戦

BMW R100RSとその他モロモロ、わたしの体験談の予定(^^♪

姉妹ブログ『 StepSRXの思考・試行と挑戦(MyHouse) 』へもどうぞ(^^)/

026話:充放電計にもう一工夫2(実施編)

 『第021話:充放電計にもう一工夫』に引き続き、充放電計の改良(?)に取り組んだ。前回、考察した内容(回路図)に基づき、必要な部材の調達も完了したので、作業を開始したのである。まず、断っておくが、図関係が手書きのものをスキャンしたので、大変見づらいものになっている。わけわかめな部分が多々あるかもしれないがご容赦願いたい。では、記録をどうぞ。


2019-0120充放電計の取付とスイッチの付加

 電流センサーダイオードの組付けを次図のようにした。ダイオードは30A対応のものだが、線の太さが気になって2個づつ並列にしてみた。また、端子までは、直径2mmの銅単線を使った。
(※直径2mmの銅単線:なんでもBOXに余っていた2芯線のVVFの中身を取り出した。おそらく23~31Aまで対応できるはずだが…。)
 ただ、前回試行したダイオードの配線をそのまま使ったので、図とは違って、ダイオードが、片方に寄った状態で結線した。

f:id:StepSRX:20190511090216j:plain

《電流センサーとダイオード組付け図》


 各電流計(充電計測、放電計測)の動作電源の確保を下図のような分岐ケーブルを作り、接続した。

f:id:StepSRX:20190511090217j:plain

《動作用分岐ケーブル図》

 

 下図は、オプション電源からの配線(既設線黒)から新たな配線への切り替えのための実態配線図である。

f:id:StepSRX:20190511090215j:plain

 《充放電計周辺の実態配線図》

 

 充電計、放電計を既設の組付けボックスの上(充電)、下(放電)に付け、そのボックスの上に、オプション電源からの電装品のON、OFFを行うスイッチを付けた。また、充放電計は、常にON状態になるようにした。
 つまり、スイッチがOFFであれば、充放電計にしか給電しないことになる。ONにすると、ドラレコ、ナビ、温度計、OP電源電流計測用電流計が動作する。
 利用法としては、キーオン時の電流を最小限にし、エンジン起動後に各付加電装品を動かすということになる。
(※いとも簡単に、組付けボックスに2つの電流計を嵌め込んだように書いているが、実際は、どうかというと…。上側に付けていた電流電圧計(センサー式)と下側に付けていた電流電圧計(非センサー)は、サイズが微妙に違い、センサー式の方がほんの少し大きかった。追加の電流計はセンサー式なので、非センサー式を取り外した後の穴を少し大きくしなければならなかった。サイズ合わせに結構な時間を費やしてしまった。)

 次図は、配線パーツである。必要なラインとギボシ端子のオスとメスの付け方を指示している。なお、ストレートの黒1本線は、スイッチラインの黒線の分岐ライン(充放電計の負極、スイッチをバイパスさせる)が十分な長さだったので作らなかった。(※この図、よくわからないなあ。作った人間が言うのもなんですが、適当に解釈してください。)

f:id:StepSRX:20190511090218j:plain

《配線パーツ》

 

 組付けてのテストでは、充電計が動作しなかった。何故かと調べると、充電計の負極ラインにつけたギボシ端子が断線していた。そこで、再度付け直した。これで、無事、充電、放電を別々のメーターで読み取れるようになった。
 付加電装品用の電流計は、マジックテープで、カウル右上方、充放電計の横あたりにくっつけた。(※ハンドルを右いっぱいに切ると、クラッチレバーの端が当たる。マシンを路上に引き出すとき、ハンドルを左右に大きく切るのだが、ちょっと気になる程度で、特段の問題が生じるわけでもないので可としている。)
 配線のラインがごちゃごちゃである。可能な限りカウルの奥に詰めこむように結束したが、トラブルが起こった時はどうなることやら。

f:id:StepSRX:20190511090214j:plain

《充放電計周りの配線と電装品》

 


 充放電計の動作についてであるが、理論的には、
   《充放電計の電流値表(予想)》

 

充電計

放電計

エンジンキーON後

0Aを示す

0.6A前後を示す

アイドリング

0Aを示す

0.5~0.6Aを示す

1500rpm

数Aを示す

0Aを示す

となるはずだが…。

   《充放電計の電流値表(結果)》

 

充電計

放電計

エンジンキーON後

0Aを示す

0.6A前後を示す

アイドリング

0.1~0,3Aを示す

0.5~0.6Aを示す

1500rpm

2.0~3.0Aを示す

0.2~0.5Aを示す

となった。
 ただ、いずれの場合も、小数点の点滅はしていなかったので、各電流計には順方向の電流しか流れていないことになる。バッテリーから見て、放電している時に充電している、充電している時にも放電している、という結果を示している。ぐるぐるダイオードの示す向きに渦のような電流が生じているのか、比較的大き目の電流が流れると、他方の電流センサーに影響を与えているのか、詳細は不明である。あとは、実際に乗ってみるしかない。
 乗車しながら、バッテリー不足にならないことを祈りたい。

  

 これが最終配線状況(OP電源利用電装品)だ。今のところは…。

f:id:StepSRX:20190511090213j:plain

 


【使用した部品等】
--------------------------------
・デジタル電圧計&電流計(DC 100V 50A)【赤V&青A】電流センサー付き 双方向電流計(楽天:ShopU) 2,916円※【再掲】

-------------------------------
ショットキー バリア ダイオード 45V 30A 5本セット 整流 逆流防止 高速スイッチング 用途に (Amazon) 720円※【再掲】