025話:バッテリーの充電量不足とヘラーソケット
2019-0119 土 うっ!バッテリーが…
昨日の調整の状態を確認するためにちょっと近距離ツアーと考え、R100RS君を引き出し、前面道路上へ据えた。チョークレバーをいっぱいに引き、キーオン、スロットルを少し開け、セルボタンを押す。ひゅるるるるる。すとん。あれっ?。もう一度、ひゅる。
あっ。バッテリーの充電量が激減している。なぜ?
そうです。前日のキャブ調整の時、アイドリングで長時間運転させたから、放電ばかりで充電できていなかったのだ。ということで、マシンをもとの位置に格納し、バッテリーへの充電を行うことにした。
では、ここで私が使っている充電装置について紹介する。このR100RSを買ったとき、小林モータースの社長さんから『ツーリングの前日に充電しておくこと』というアドバイスをもらっていた。HPやブログでもそのような記述をよく目にした。そんな中で、『トリクル充電器』なる単語が目に飛び込んできた。大昔に買った小さな充電器を所有していたが、このトリクル充電器は繋ぎっぱなしにしていても、充電器自体がバッテリーの状況を感知し、充電量を調整するという。そこで、奮発して買い替えることにした。
購入したのは、DAYTONA回復微弱充電器Switching Battery Charger 95027(定価6,600円)である。高すぎず、安すぎずで選んでしまったのだが、必要にして十分なものであると思う。
《DAYTONAトリクル充電器のセット内容》
しかし、乗る前に充電するということは、ちょくちょく充電器とバッテリーを接続しないといけないということ。これはちょっとめんどくさい作業である。ところが、この充電器セットには、バッテリーに接続する専用の接続コードが付属していた。このコードをバッテリーに繋ぎっぱなしにしておき、接続口を車体のどこかに出しておけば、次回からは、この接続口と充電器を繋げば簡単に充電できるようになる。
だが、私は、小林社長から聞いた言葉を思い出した。『ここに充電器の線をつなぐと充電できるよ』。『ここ』とはここである。
《R100RS ヘラーソケットの位置》
小林モータースで、このR100RSと初対面したとき、これはなんだろう、シガーライターのソケットのような、そうでないような?と疑問に思っていた装備である。ドイツなのかヨーロッパなのか知らないが、あちらでは、このソケットが一般的なんだろうか?なんて考えても仕方がない。目の前のソケットがヘラー型なのだ。このヘラーソケット(メス型)が、バッテリーに直接つながっているという。ちなみにテスターで調べてみると、イグニッションSWがOFFの状態でも通電していることが分かった。別の意味でちょっと怖いような気もするが、たしかに、ここに充電器のラインを繋げば充電できる。
そこで、私は、付属の充電ラインを使わず、充電器のラインの先端に、オス型のヘラーソケットを接続し、充電することにした。
《DAYTONAトリクル充電器の端子をヘラーソケットに》
《ヘラーソケットに接続》
これで、楽々、充電できるようになった。
充電中の充電器の表示状況は、このようになる。
《DAYTONAトリクル充電器の充電状況》 |
○上から順に、 ・グリーン点灯(通電確認用LED):電源投入時 ・レッド点灯:充電中 ・レッド&グリーン点灯:75%充電 ・グリーン点灯:充電完了 |
《R100RS ライトアップ》
充電器のLEDによるライトアップが美しかったのでパチリ。でも肉眼で見ていた時の方がしっとり落ちついた感じでよかったなあ。
【使用した部品等】
--------------------------------
・デイトナ(Daytona) スイッチングバッテリーチャージャー12V【回復微弱充電器】95027(Amazon) 5,829円
※とりあえずの一台にいいと思う。本文中にかいたように、バッテリーに繋ぎっぱなしにしておくコードとワニ口が付いたコードが付いており、端子で繋ぎ変えができる。私は、バッテリーに繋ぎっぱなしにいておくコードを加工してオス型ヘラーソケットを付けた。
--------------------------------
・DAYTONA(デイトナ) ヘラタイプシガーソケット オス 96233 (Amazon) 714円
※このようなソケットがあることを知るきっけを作ってくれたのが、BMW R100RSとの出会いだ!などと言っても仕方がないのだが、最初は、名前すらわからず、探すのに苦労した。あまり日本ではなじみのないタイプなので仕方がないか。
--------------------------------